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ブラジルのジャズ・ボッサ黄金期を代表する名コンボ”Tamba Trio”のピアノ奏者Luiz Ecaが61年に吹き込んだ初の12吋フル・アルバムにして自身初期の傑作。Os Ipanemasや、Marisa Barroso、Moura Junior等の数々の激レア盤に参加したトロンボーン奏者のAstor Silvaを迎えて制作されたブラジル・マニア垂涎の一枚[Cada Qual Melhor! ]のオリジナル盤の出品です。

55年のPlaza Trioへの参加を始め、オールスター・コンボのEm Tempo de Jazzへの参加や、初の自身名義10”盤”Um Piano Na Madrugada”のリリース等を経て、57年にクラッシック音楽の都ウィーンへ渡欧。帰国後に、その経験を活かし、Astor Silvaらと共に吹き込まれた作品が此方の”Cada Qual Melhor! “です。

Tamba Trio結成直前の貴重な作品。鋭いリズムとAstorを中心としたホーン隊の分厚いアンサンブルに、クラシカルなピアノが絡むAry Barroso作のジャズ・サンバ”E Luxo So”を皮切りに、美しいピアノが印象的なジョビンの名曲”Meditacao”、多くのアーティストにカバーされたBarrosoの名曲”Aquarela Do Brasil”などのブラジル・スタンダードを始め、エキゾチックなラテン調に仕上げたカーン作”Yesterday”や、ガーシュウィン作のスタンダードの名曲”"S Wonderful”、バーリンの”Cheek To Cheek”、”Always”に、エリントンやグッドマンでもお馴染み”Moonglow”など、お馴染みのジャズ・スタンダードの正統派ジャズ・カバーまで、ビッグ・バンドやカルテットで聴かせる素晴らしい作品です。

大変貴重な当時のオリジナル盤です。Ecaの作品の中でも、最も本場米国ジャズよりな一枚で、Astor Silvaの演奏も素晴らしい作品です。02年にCDされましたが、アナログ盤の再発はありません。現地ブラジルでも非常に高値をつける人気高額盤です。お探しだった方や興味がある方は是非ご検討下さい。


■リリース情報

Odeon MOFB 3232
ブラジルオリジナル盤 モノラル盤
1961年リリース
オリジナルピクチャースリーブ
サンドウィッチカバー
Odeonターコイズラベル

■コンディション

盤 VG++(Bサイドにスピンドルが原因だと思われる、音に出ない極めて薄いスレ傷が一つあるだけで、目立つ傷や汚れの無い艶のある綺麗な盤です。チリも極僅かで非常にクリアな再生が楽しめる盤です。レーベルにシール、書き込みあります。当時のブラジル盤にしてはかなり綺麗な方かと思います。)

スリーブ VG+(ビニールのサンドウィッチカバーですが、エッジ付近にやや傷みや若干の変色あります。当時のブラジル盤にしては上の下位の印象です。)


此方の商品は現状渡しになります。
基本的に検盤は目視にて行っております。気になる箇所がある場合には試聴しておりますが、全面試聴はしておりませんので、見落とし等が有る場合がございます。また、再生環境等により聴感上で違いがある場合がございます。併せて御了承の程お願い致します。
コンディション等の表記はあくまでも主観的なものです。御参考までにお願い致します。
品である事を御理解の上、NCNRのお取引を御願い申し上げます。
試聴音源は敢えて最悪のセッティングを想定し、簡易ポータブルプレイヤー(ステレオ針)から直接PCに取り込んだWAV音源を使用しております。クリーニングやモノラル針、針圧等でノイズの軽減はありますのでご参考までにどうぞ。(古い音源は順次削除して参りますのでご了承願います。)